「人による被害者たち」の幸せを祈って考えること【私が出会った動物の尊い命について】

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こんにちは、にゃんまゆげです。

”人”以外の”動物”をどのように感じていますか?

私は、人と動物の命の重さ・大切さに大差はないと思っています。

動物の命は、人と同じくらい大切ということです。

ときには、私にとっては動物の命の方が大切と思考する場合もあります。

それはどんなときか

人は、あまりにも欲深い一面があるということ

他者や動物の尊厳をいとも簡単に

私利私欲のために利用したり奪ったりします。

自分を含め、欲深い人間に対し、醜く、臭く、汚いと感じます。

異様なまでに、そう感じてしまうのです。(気を悪くされたらごめんなさい。)

この記事では、動物看護師をしていた頃に

出会った動物たち「人による被害者たち」幸せと冥福を祈って

想うことを書いてみます。

 

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下痢が理由で見放されたラブラドール

 

お金持ち風の若い夫婦が、真っ黒なラブラドール・レトリーバーの子どもを連れてきました。

飼い始めるとのことで、検診と予防接種です。

数ヶ月後、「下痢を繰り返す」というので診察に来ました。

すっかり体が大きくなって見えました。

でも元気がないです。

いくつか検査をして、はっきりとした原因がわかりませんでした。

症状を緩和するためのお薬の処方と

まず、ご飯を変えてみるなどアドバイスがされました。

数日後、再びやってきて飼い主は「下痢が止まらない」

「掃除も大変で忙しいのに臭いし汚いしもう耐えられない」と言いました。

そしてしばらくして、その夫婦は新しい2匹のトイプードルを飼い始めました。

あの子はどうしていますか?と院長が尋ねると、

「ああ、下痢が治らないから施設に入れた」というのです。

きっとお腹が痛いことに耐え続けている

飼い主は自分を汚い厄介なものとしか見てくれない(犬は感づきます)

とても心細かっただろうと思って胸が痛みました。

動物病院はサービス業です。

人の医療と違って国の保険や事業者への保証はありません。

院長の方針に全てが委ねられています。

飼い主の身勝手な発言に現場は凍りつきますが、誰も何も言えません。

当人たちはそんな空気にも気づいていない様子です。

一年ほど経って、また大きくなった姿を見せてくれました。

飼い主がやっと迎えに行ってくれたようです。

しかも、奥さんははじめに会った人とは別の人でした。

あのラブラドールが今も愛されていますように。

 

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じぶんの尻尾を追い回し、まわりに激昂するダックス

 

貴婦人風の女性が連れてきたダックスは、とても気性が荒ぶっているように見えました。

病院が落ち着かない様子です。

尻尾は、かじり潰されてボロボロです。

「自分で噛んでしまうんですか?」

院長の問いに、「もうずっと自分の尻尾を追い回して、噛んで、やめないんです」

と困った表情をしていました。

女性は50代後半くらいで、子供のような話し方が印象的でした。

愛している様子だし、愛犬の様子に困って連れてきたのですが

ダックスはとても不安そうでした。

数ヶ月、エリザベスカラーで覆ったり、尻尾を保護するようにテーピングしたり

いろいろ試されましたが、有効な方法は見つからず

飼い主の意向断尾(麻酔をかけて切断)することになりました。

追い回す尻尾がなくなったのですが、ダックスの不安な様子や

まわりに激昂する様子は変わっていないように見えます。

根本的な原因は、おそらく「精神的なもの」です。

院長もすこし飼い主に伝わるよう話しましたが

難しかったようです。一度そのように精神が病んでしまったら

犬も人と同様になかなか脱却できず、寛解は難しいのかもしれません。

 

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人間の赤ちゃん誕生により、不要になった犬

 

いかにも不機嫌そうな、怪訝な表情の男性が犬を連れてきました。

ケージも乱暴に扱っています。中にが入っているのに。

めんどくさそうに、乱暴にをケージから無理やり引っ張り出そうとしはじめました。

犬はとても怯えて、攻撃的になっています。(犬は飼い主の感情を感じとっています)

私は慎重に、バスタオル越しに犬に触れました。

そっと抱き上げケージから出てくれたのですが、とても怯えています。

めんどくさそうな飼い主と裏腹に、飼い主に必死に飛びかかって求め続けています。

診察に来た理由は、「犬を叩いた拍子に目に当たった」とのこと。

検査をして、目の内部に傷が入っていて失明寸前でした。

薬と点眼で回復の様子をみることになりましたが

どうしてそんなことになったのか院長が尋ねると

「生まれて間もない子どもを噛もうとしたから」とふてくされた様子でした。

どうみても、犬は飼い主の愛情を求めているし、飼い主を愛しています。

赤ちゃんが生まれるまでは、かまってもらえていたのでしょう。

はじめからかまってくれない飼い主に、そこまで愛情を求める行動は起こさないように思います。

院長が「1週間後くらいにまた目を診せてもらえますか?」と尋ねると

「えー、またこないといけないんですか」と不満な様子です。

乱暴にケージを抱えて帰って行きました。

1週間後、その犬にまた会うことができました。

一応飼い主は責任を感じているようです。

目をみると、少し回復しているとのことでした。

このまま点眼の治療を続けることになりました。

失明は免れたようで、本当に不幸中の幸いです。

わたしは怒りが込み上げていたし文句を言いそうになりましたが、堪えました。

すると院長が「いくら赤ちゃんを噛もうとしたからと言ってこの子に暴力を振るっていいわけではない。」

「この子はとても寂しいのだと思いますよ」と言ってくれました。

飼い主の男性は、「いや、でもこいつが悪いから手が出たんだ」とぶつぶつ自分を肯定しようとあがいていましたが

私にはその人が「醜い醜態」にしか見えていませんでした。

 

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飼い主の執念で生かされる動物たち

 

人もそうですが、動物の命に関わる病気はいくつもあるし

治せないものもあります。

その場合は、「その子と飼い主にとっての最善」を探っていきます。

定期的な治療に通うのはもちろんですが、

場合によっては「もう意識がもうろうとして立ち上がることがやっと」という状態を迎える子たちがいます。

そうなると、自分でご飯を飲み込むことができず

「誤嚥」といって誤って気道に入ったり食道で詰まって命に関わることがあります。

その時に飼い主は、*「胃瘻」(いろう)をつけるかどうか選択しなけれななりません。

*人の場合と違って、犬や猫は鼻から管を通して胃に繋げることができます

私が携わった飼い主さんたちの半分以上が、「胃瘻」をつけると選択していたように記憶しています。

意識がもうろうとしていても、まだ愛情を認識できているかもしれないと思うと、命を諦められません。

何が正解かはわからないし、そんなの正解はないように思います。

動物と人の絆の数だけ方法が違ってきます。

体が動かせなくなってくると、体制を変えられなくなって「床ずれ」が起こります。

そうならないように、体制をこまめに変えたり、排泄物をきれいにしたり、お世話につきっきりでいなければ難しくなります。

最期の時を病院で迎えるよりも、馴染み深い安心できる家で温かく看取られるのが幸せですよね。

回復の見込みがある時は、命が危なくても入院させて必死に治療を施して見守ります。

その判断も、院長のアドバイスを受けて、飼い主さんに決断が委ねられます。

最期まで大好きな飼い主さんの愛情をたっぷり受けて、命をまっとうする動物たちは幸せです。

それまで動物たちは、全身全霊で飼い主さんを癒してきたわけですから、最期まで愛されて欲しいです。

 

とても難しいのですが、意識がなくなって痛みに耐えてまで生かされていることは幸せでしょうか。

倫理観によるのかもしれませんが、難しいなあと思います。

中には意識がなくなってぐったり動かなくなっていて、かつ病気に蝕まれているとしたら

無理やり胃に栄養を流し込まれて生かされることが幸せなのかわからなくなります。

「いろう」を外せば確実に、それは数日後に死ぬということです。

飼い主は自分の判断で「外す」と決断できないのです。

その気持ちも痛いほどわかります。

Photoback 

人においても疑問に思うのです。

年老いて認知症が進行して、自分の力では生きられない状態になったとき

それでも生きていたいと思いますか?

私はその状態になったらそれ以上生きていたいとは思いません。

どこかの国では、「安楽死」が法的に認められているところがあると聞きました。

なぜその国がごく少数派になるのかわからないです。

自然に生きていて、自分で生きられないし記憶も曖昧でそれまでの自分を認識できなくなって、自分でご飯を食べられなくなったら

愛するものさえ認識できずに傷つけてしまうのであれば

もう生きていたくはない、と思います。物議を起こしてしまいそうですが、どうなのでしょうか。

 

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野良猫さんたちのこと

 

地域猫として愛されている野良猫さんは、野良犬さんと違ってたくさん存在します。

多くの野良猫さんは、地域猫としてボランティアさんがお世話をしています。

(ボランティアさんの多くはおばさん、おばあさんです。ちょっとした派閥もあるみたいです)

耳にリボンのようなカットがあると、避妊去勢手術を終えた猫さんたちです。

基本的にはこれ以上増えないようにするためです。

ですが、私は動物病院で多くの野良猫さんたちをみてきて思うのです。

野良猫さんは、自由に生きていることが幸せなんだと。

飼い猫と比較すると、寿命はものすごく短くなります。

私が獣医に聞いたのは、2〜3年くらいが平均寿命だそうです。

ボランティアさんが、調子の悪そうな野良猫さんを、捕獲機で捕まえて連れてきます。

怪我や事故などの治療や手術で治るものなら、治してあげたいと思うでしょう。

でも歯周病とか、末期癌とかだと、本当に無理やり病院へ連れてくることが猫にとって善いことなのかわからないように思います。

だって、猫にとっては人はとても大きくて怖いものです。

みんなものすごく怯えているし、威嚇します。苦しい体なのに力を振り絞って脱走します。

そんな様子を見ていて思うのです。

果たして、「長生きすること=幸せ」なのか

わたしは、野良猫さんは過酷な環境ではありますが

自由に猫生を謳歌しているように見えます。

雨風嵐に遭遇したら、自分で軒下や隠れ家や、室外機の上など温かい場所を見つけます。

過酷な自然の中、生き抜くのですから長くは生きられないかもしれない。

でも無理やり捕獲機で捕まえて恐怖を与えるよりも

自然の摂理に従って見守るのが善いと思います。

生まれたばかりであれば、人と暮らすことにも慣れるのがまだ容易です。

うちの初代のセラちゃんは、野良猫のお母さんから生まれて、トキちゃんとも仲良くなれたし

人に甘えることもできるようになりました。

大人の猫さんは、どうしても自然環境に馴染めなかったり、地域に天敵(猫嫌いの虐待するような怖い人間)がいて

猫生を謳歌できなそうであれば保護してあげたほうがいいですが

そうでないなら、避妊去勢手術をしたら自然に返してあげたらいいと思います。

避妊去勢をするのは、猫さんたちはとても繁殖力が高いので

増えすぎて行き場を失うのが目に見えているからです。

とにかく、人間の自分勝手な行動で、悲しい思いをする動物がいなくなることを願います。

コロナ禍で動物を飼い始める人が増えたようですが

家族に迎えたのなら、最期のときまで愛し続けてほしいと願います。

保護犬や保護猫も家族を待っている子たちがたくさんいるので、もし家族に動物を迎えようと考えている人は、サイトなどで探してみてほしいなと思います。

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単身家庭は譲渡の条件が厳しくなっていることも多いので、許可が降りない場合があります。でもまずは探してみるのも楽しいです。かわいいですから、写真でも癒されます。

 

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