こんにちは、にゃんまゆげです。
HSPさんは、これまでにHSPに関する書籍や、SNSでいろいろな情報を読んでこられたと思います。
それらの情報に触れて、

「それは非HSPさんの視点で勝手に解釈してるよね」
「HSPの気質を変えようと促す内容にうんざり」
このような違和感を感じたことはありませんか?
私もHSPや精神に関する本をたくさん読んできましたが、
実は違和感を感じることは少なくありませんでした。
そこでこの記事では、「HSPにとって本当に有益だと思う情報」を元に、
【非HSPに理解されにくい】HSPが自分を守るための対応法
についてお話ししていきます。
ではさっそく、本文にまいります。
自分の周りに境界線(バリアー)をイメージする
イライラしている人を見かけただけで、自分もイライラして心がざわつく。
悲しんでいる人を見て、励ますより、自分が同じ気持ちになってしまって落ち込んでしまう。
誰かから攻撃されたとき(例えばSNSで誹謗中傷を受けた)、スルーできなくて動揺してしまう。
相手の感情に左右されすぎてしまって、自分も引き込まれてしまった経験はありませんか?
「自分は自分、他人は他人」
「他人が何を言おうと、自分のことは自分で決める」
「相手のもの(感情など)は相手に返す」
これが”自分と相手に境界線を引く”ということです。
HSPは非HSPに比べて、共感力が高いため、相手の感情に左右されたときに、なかなか制御できなかったりします。
わかっているんだけど、スルーできない! どうすればいいの? と思いませんか…
私はまさにそう悩んできた1人です。
HSPは非HSPに比べて、ミラーニューロンの働きが活発であることがわかっています。
*脳の中には”ミラーニューロン”という、相手の行動を見ただけで、自分が相手と同じ行動を取ったかのように反応する神経細胞です。
【 セルフケアのコツ 】
そうやって、天に吹っ飛ばしましょう!
(HSPはイメージすることが上手なので、うまく活用!)
プラス思考よりプラスの感情を大切にする
友人や、家族、職場の人から、
「気にしすぎだよ」
「そんなマイナス思考だったらダメだよ」
「もっとポジティブに考えなとさ」
などと言われて、違和感を感じたことはありませんか?
私は、元夫からいつも「そんなマイナス思考だからダメなんだ」「もっとポジティブに考えたらいいのに」
とずっと言われ続けてきました。
私は、周りの幸せそうな家族みたいに”いい妻”になりたくて
自分はなんてダメなんだ…と落ち込む日々を過ごしていた時期があります。
今となっては、自分を押し殺していたし、無理しすぎていた、ということがわかります。
悪気はなくても、非HSPさんの押しつけ的な言葉は、HSPにとっては違和感でしかありませんし、少しも相互理解にはつながりません。
HSPにとっては、不安や恐怖にとらわれて、「細かいことに気づく」「なんでも慎重に考える」という感覚が強く現れやすいのです。
無理にプラス思考になる必要はありません。
不安や恐れは消すのではなく、そこにある感情を認めることが大切です。
そして、HSPは、物事を冷静に、客観的に見ることが苦手です。
もし、「失敗してしまった」と気にやむことがあったら、自分から距離を置き、第三者の視点で見てみましょう。
実は、誰もが失敗する要因があったかもしれません。自分を責めないことです。
【 セルフケアのコツ 】
非HSPには理解されないHSPの疲れやすさ
HSPはいつも「疲れやすい」状態にあります。
その理由は、”ストレスに対する耐性が強くないにもかかわらず、刺激を受け続け、気持ちを張り詰めながら暮らしている”からです。
精神科医の長沼先生はこう話しています。
HSPはおそらく体内にいる時から恐怖麻痺反射で体を固くし、感情感覚を麻痺させてきたために、下界の情報は鋭くキャッチできても、体の感覚には鈍いことがあります。
頑張りすぎて無理してしまう人が多いのはこのためです。結果として、倒れる程の状態になってはじめて、「自分は疲れていたんだ」と気づくのです。HSPの中には身体の感覚も鋭く、痺れや痛み、めまい、吐き気、だるさ、こわばりを強く感じる人もいます。身体の外からも内からも感覚に責められて、とにかく疲れやすいのです。
引用:敏感すぎていきづらい人の明日から楽になれる本 【著】長沼睦雄(十勝むつみのクリニック院長・精神科医)
私は、この文面に救われました。
私の場合、身体の痛みや神経痛に関しては、漢方や薬で安定しています。
寝ている間の”食いしばり”は、マウスピースが気持ち悪くて続かず…顎の痛みは日常です。
ですが、原因不明、ではないことを知るだけで救われました。
HSPが常に抱えるこうした”疲れ”や”だるさ”は、非HSPには理解されていません。
非HSPに誤解されやすい点として注意していただきたいのが、HSPは「弱い人間」でも「怠け者」でもないということです。
【 セルフケアのコツ 】
いかがでしたか?
この記事では、「HSPにとって本当に有益だと思う情報」を元に、
【非HSPに理解されにくい】HSPが自分を守るための対応法
についてお話ししてきました。
今回の参考書籍は、こちらです。
HSPが心穏やかに、安心して生きられる世界になるよう願っています。
この記事が、読者さんのお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント