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だいすきなおじいちゃんのこと【この地球上に私の居場所はないのだろうか】

アダルトチルドレン
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こんにちは、にゃんまゆげです。

この地球上に私の居場所はないの?

それは、なんとなく子どものころから浮かんでくること

家や家族がなかったわけではなく

たしかにあった、私の家。そして家族も。

あからさまな暴力があったわけではない

でも寂しさや空虚感があったことは確かです

 

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おじいさんの古時計

 

おおきなのっぽの 古時計

おじいさんの 時計

ひゃくねん いつも 動いていた

ごじまんの 時計さ

おじいさんの 生まれた朝に

買ってきた 時計さ

いまは もう 動かない

その 時計

この歌がすきで

いつも歌っていた

家の中でも いつものように

歌っていた そのとき

お父さんが 怒って

「その歌やめろ」 と言ってきた

小さな胸はぎゅーんと締め付けられて

頭に鳥肌が立って

目が熱くなった

声が出ない

私の体がどうなっていたのか わからない

でも淋しくて悲しかったのは確かです

それから歌えなくなりました

きっと、お父さんの中の チャイルド が

反応したのでしょうね

その歌は悲しくなるから、楽しいお歌を一緒に歌おう

優しくそう言ってくれるだけでよかったのに

 

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だいすきなおじいちゃん

 

わたしはおじいちゃん子だったと思う

かっこ良くて、優しくて、あったかい

おじいちゃんが大好きだった

ごましおヘアーに ハンチングをかぶって

セブンスターを胸に入れて

ティアドロップのサングラスをかける

「よーし、いこうか」と

ちいさな私の手を引く あったかくて大きな手

公園にも、プールにも、どこにだって一緒に連れてってくれた

新しい道を見つけたら

おじいちゃんに教えてあげる

おじいちゃんはいつも

私を信じて ついてきてくれるから

途中のたばこやさんには

なじみのおじいさんがいて

少し立ち話をする

でもそのたばこ屋さんは とってもくさい

古いストーブとタバコの匂いとお酒の臭いで

こどもにはまったく適していなかったけど

おじいちゃんは そこで ワンカップ を買うのが おきまりだった

「内緒だぞ」と ちょっと悪い顔をするところも 大好きだった

「わかってるよ」 とわたしもちょっと悪い顔をしてみるのが楽しかった

 

家では、こたつに座るおじいちゃんの足の上に 座るのが好きだった

将棋を教えてくれて、一緒に遊んだ

 

近所が火事になったときは

みんな避難してるのに おじいちゃんだけ

ベランダで仁王立ちをしている

「俺はこの家と一緒におるんや」

おじいちゃんの向こうには少し火の粉も見えた

わたしは 家が燃えることより おじいちゃんと離れるのが嫌だった

家事は隣まで燃え移って、鎮火した。

 

おじいちゃんはいつも おばあちゃんの言うことを

「おーじゃ、おーじゃ」 と言って聞いている

おばあちゃんはいつも だいたい怒鳴っている

おじいちゃんにも毎日怒鳴るし 何かに怒って怒鳴っている

もう小さい頃から そうだった

ある日、おじいちゃんが腕を骨折した

仕事先の女の人の運転ミスで 事故にあったらしい

その人が家まで謝りに来たとき

おばあちゃんは とてつもない大声で怒鳴って追い払った

「この人の金目当てやろうが」と言った感じで とても汚い言葉が飛んでいた

真相はわからないけど おばあちゃんはずっと浮気だと思っている

わたしは おじいちゃんと少し距離をとってしまった

もし 本当に 浮気だったら…

いくら大好きなおじいちゃんでも それは嫌だった

でも今思うことは

毎日毎日 おばあちゃんに怒鳴られて文句を言われても

何も言い返さずに 「おーじゃ」 と聞き流すおじいちゃんはすごい

おじいちゃんこそ、我が家で唯一まともな人だったのではないかと思う

 

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会えない言い訳

 

わたしは19才で家を出た

ずっと前から決めていた

とにかく一刻も早く 1秒でも早く この家を出たい

いつからか そう思っていた

しばらくして帰省したときに

わたしは当時大好きな彼にもらった 指輪をしていた

おじいちゃんとおばあちゃんの部屋にいって

少し話したときに おじいちゃんは私の手の指輪に すぐに気づいた

「おお、結婚したんか」 いきなりそう言われたから びっくりした

「ちがうよ、オシャレでしてるだけ」 そうかえした

覚えてる限りでは それがさいごの会話だったかもしれない

おじいちゃんは認知症になって 介護が必要になって

医療介護施設に入院している

おばあちゃんが もうこの世にいないことも知らない

何度か会いに行こうと思ったけど 父に反対される

「おじいちゃんは もう何も覚えてないから ショックをうけるよ」 と言う

父は 泣き虫だし 私が悲しむ姿を見るのが怖いのだと思う

ずっと迷っている だっておじいちゃんはまだ生きている

「子供ができたら会いに行く」 と決めていたけど 離婚することになって コロナが来て

いいわけだらけだ コロナが終息したら 会いに行く

大正15年に生まれた おじいちゃんに。

 

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くり返し見た怖すぎる夢

 

昔から悪夢はよく見ていた

そのなかでも とくに 強烈な夢

実家が少しずつ燃えている

わたしは 家族みんなに 「火事だから早く逃げて」 と

必死に 大きな声を出そうとするんだけど

みんなには聞こえない

それどころか、みんな 物凄い 形相で 私を見る

鬼のような鋭く大きな目は笑っていて

口裂け女のような大きな口は 鋭く避けて 笑っている

異様に怖すぎる顔で 笑いながら近づいてくる

怖すぎて そこで目が覚める。

こんな夢を何度も見たけど

いまは見なくなってほっとしている

 

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自分の居場所を求めて

 

私が生まれた家には

私が安心できる居場所はなかった

家族内に本当の親しみはなかったし

大人たちはみんな自分が大事で仕方がない人たちだったから

おじいちゃんだけはまともな人だったように思う

その実家は、いまは誰も住んでいない

おじいちゃんの家だから そのままにしている

父も母も、あの家にはもう住めない

わたしも、入るのに少し勇気がいる

19才で家を出たけれど

母は猛反対で 激怒して ずっと口をきいてくれなかった

心配だったのか、私がこの家を先に出ることが許せなかったのか わからない

それから こころは超絶不安定のまま

20代を過ごした

どこにいても 安心はなかった

一度結婚して住んだ家は 楽しさや幸せもあったけど

最後まで安心はなかった

 

わたしはこうなりたかったわけではないけれど

いま1人で暮らしている

愛する犬と猫と。

今までの人生で一番 心は穏やかになった気がする

望んでないとはいえ 望んでいたのかもしれない

1人で生きていくんだ と頑張って仕事復帰したけれど また倒れて

発達障害があるとわかった

収入がなくなって 母は心配してくれている

一緒に暮らす? と待ってくれている

 

ほんとうは毎日 思い出しては 悩んでいます

もう一度 父と母 と一緒に暮らせるのか

おおきな豪邸なら いい距離感を保てるからいいけれど

そうではないから 近すぎて やっぱり難しいように思っています

この誘いを断ってしまうのは 少し寂しい気もしていますが

まだ自分の暮らしを諦めたくない

私が遠くに引っ越そうとすると

母は 「そんなのもう絶対に会えなくなるよ」 と

悲しい声で引き止めるのです

わたしはその声があるし 怖さもあいまって 1度も遠くに暮らせてはいない

まだ決められないけど ほんとうは もっと自然豊かな 穏やかなところで暮らしたい

この場所から離れてみたい

そして こんどこそ 本当の家族と出会いたいと思うのです

 

この記事が誰かに寄り添えたら嬉しいです

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