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発達性トラウマ開放のヒント【自律神経系で思考するポリヴェーガル理論】

アダルトチルドレン
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こんにちは、にゃんまゆげです。

機能不全家族で育った人にとって

親という存在が とてつもなく大きく

自分の人生に 影響していること

そのことに気づきはじめると

ずっと頭から離れない

次々に不調が起こりはじめて

鬱々として 前向きな思考ができなくなる

わたしは今その段階にいます

頭の中ではどういう状態なのか

なんとなくはわかります

理性では抜け出せない

せめて穏やかに 時が経つのを待とうと思います

そこで出会った本はこちらです

この記事はこの本と著者に感謝して、にゃんまゆげの視点でお話ししていきます。

 

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何十年ものあいだ 身体に滲みついたもの

 

何度も繰り返し思い出される子どもの頃の記憶は

あまり良いものではありません

父、母、祖母に関して

ひどい記憶ばかりが思い出されます

精神的な虐待ともいえるものです

アザがあるわけでもなく 怪我をするわけでもなく

ご飯も食べさせてもらって お風呂に入って清潔にできている

ピアノだけは経済的な理由と 将来のためにならないという

親の価値観によって 習わせてもらえなかったけれど

学校に通って 習字やそろばんの習い事はさせてもらった

何不自由なく育ったかのようで

家の中は機能不全で 不適切養育だった

原因がわからない体調不良や 社会に適応できず 生きづらさを感じる

長年苦しんできたことの 原因にようやくたどり着きそうなところまできたような

すこし怖い感覚でいます

古い記憶をもう一度 原因を探るという目的でたぐりよせるのは

とてもつらい作業です

それは身体で覚える 「手続き記憶」 だから

身体がもう一度再体験するかのように

ダメージをくらうのです

これは通らなければならない道だと思うし

負の記憶として思い出すのはもう最後にしたい

そんな願いを持ちつつ 辿ってきました

この先には何が起こるのだろう 少しの希望を込めて。

 

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自律神経系が健やかに育つこと

 

子どもの頃に不適切養育をうけると

自律神経系の発達に影響されます。

自律神経はかんたんに言うと

交感神経 腹側迷走神経 副交感神経 があり、

交感神経系優位ー過覚醒(高ぶる)

腹側迷走神経系優位ー適度な覚醒(バランスが取れている)

副交感神経系優位ー低覚醒(凍りつき・シャットダウン)

健やかに育つと自律神経系が正常に発達して

真ん中の 適度な覚醒 の状態を維持しながら心地よい感覚で過ごすことができます。

やみくもに高ぶったり、凍りつき・シャットダウンも起こしません。

子どもの頃に 「この世界は安全だ」 ということを神経系レベルでも感じてこれたからです。

 

いっぽう、不適切養育をうけて育つと自律神経系の発達に影響を及ぼし

上記3つの神経系をジグザグに大きな波を起こしながら生きているのです。

ちょっとした刺激でも 強い怒り や 凍りつき・シャットダウン を起こしてしまいます。

子どもの頃に 「この世は安全だ」 ということを感じられなかったために

神経系レベルで身体が記憶していることに従って 不安定なジグザグのベクトルで生きているのです。

 

自律神経は意識で変えられるものではありません

身体で覚える 「手続き記憶」 によって刷り込まれているからです。

著書のポリヴェーガル理論を読むとすこし難しいのですが

私の解釈はこのような感じです。

なんともいえない 生きづらさ というのは

当人にしかわかり得ないことですが

自分でどうにかしたくてもどうにもならなくて もがくほどつらいですよね

それが神経系レベルで起こっていたとなれば

このどうにもならない感じを代弁してくれたようにも思います

では、これを知ってどうすればいいのでしょうか

 

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理性では許せない

 

ひどい扱いや暴言などの記憶は

恐怖感 悲しみ 怒り という形で身体に刻み込まれます

そして理性では判断できないところで急に動き出すことがあります。

加害行為をした家族と 容姿が似ている人を見たときや

大きな音、大きな声を聞いたときなど 突然フラッシュバックが起こったり 身体が凍りついたりが起こります。

そのような相手に対して 理性でどうにかしようというのは無理なことです

身体は 恐怖や 悲しみ 怒り を今でも生々しく感じているのに

理性で許しなさい と言われても板挟みになってしまいます。

親や家族からされたことがなかなか頭から離れず

思い出しては苦しんでいる人に対して

「それはあなたが親に執着しているからだ」

「親のことは本当は好きなのだ」

と言う人がいたら 離れたほうがいいです。

傷つけられたことに対して 許せないとか 憎しみがこみ上げてくるのはごく自然のことだと 著者は言っています。

好きだから繰り返し思い出しているわけではありません

無理に和解しなければならないとか 本当は親や家族を愛しているのだと

お涙頂戴のお話しに 強引に持っていけるようなものでもないのです。

 

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親との距離をとる

 

親との距離感は人によって心地いいと感じるところが違います

私は距離感のところでとても悩んでいるのですが

近すぎると必ず 母はコントロール不能なイライラが発動します

父は 意味不明な言葉を発して私を混乱させ、傷つけます

祖母の仏壇もちょっとしたホラースポットです

四六時中 いろいろな感情が複雑にまじりあっています

時間とともに 気持ちが落ち着いて 変化するのを待つしかありません

時間とともに 癒しが深まるのを期待しながら

つかず離れず、程よい距離感を掴みたいものです。

 

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思い出さなくなれば上々

 

著者は許しのプロセスについて 「忘れる」 あるいは 「思い出さない」 ということを大切にされています。

イエス・キリストやマザー・テレサのように立派な精神性を持っていれば

もしかすると 自分に対して害をなした人を 許すことができるかもしれません

しかし、凡人の私たちには 心に痛みがある限り なかなか許すことはできません

しかし、次第に痛みが軽減していくことはあります

無理に許そうとしたり 忘れようとするよりも

自然に 「最近思い出さなくなった」 となれば上々ということです。

苦しい思いを何度も反芻するようなことが減ってくれば、気持ちが変化している証です。

「自分は親を許し、素晴らしい関係性を構築した」

という人はなかなかいないのではないかと思います

もしそのような人に 同じようにすることをアドバイスされたり

「一瞬で苦しみを開放します」などという勧誘は、受け入れないことです

何年もの間、滲みついて背負ってきたものを

短い時間で開放することなどできないし

心が弱って苦しんでいるときには 判断さえ難しくなります

自分のペースを乱すようなことからは離れるのが賢明です。

嫌なことを”イヤ”と感じられない状態であることも多いので

感じる心を取り戻していくことを丁寧におこなっていくとよいとあります。

 

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自分でできるトラウマ開放

 

この本には いくつもの方法が丁寧に書かれていますので

実際に本を読んでみることをおすすめします。 自分に合った方法やヒントがあるはずです。

いくつかピックアップしてお話ししたいのですが

まず知っておくことは 先にも書いたように

神経系レベルで「安全」を感じづらく、周りに人がいるだけでも脅威を感じてしまう傾向があるということです。

また、認知の歪みもあります。

根源的に自分が間違っていて、能力がなく、魅力がなく、ダメな存在だと思っている場合もあきらかに認知が歪んでいます。

この認知の歪みは神経系のなせる技で、本人が選択してこのような考えをしているわけではありません。

子どもの頃から「安全である」と感じたことがないために、どんどん自己イメージが歪んでしまったのです。

「ポジティブ・シンキング」についても、健康的な人にとってはとても効果がありますが

神経系レベルでトラウマを刻まれてきた人にとっては難しいことです。

頭ではわかっていても 自分の意思で 「暗い面」や「脅威」 を見つめているわけではないのです。

長い年月をかけて 神経系が脅威を注意深く察知するようになってしまっているのです。

ですから 「明るい世界を見てみましょう」 と促されても頭ではわかっていながら実行するのは難しいのです。

小さな変化を少しずつ繰り返し 身体に落とし込んでいくことが大切です。

 

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神経系を健やかにするエクササイズ

凝り固まった神経系をほぐすー散歩やウォーキング

一番簡単で効果が出やすいのは、緑や自然に触れて、新鮮な空気を吸うこと

自然の中にいると、コルチゾールの値が減少し、ストレスが低減し、精神的な健康に肯定的影響を与えるためとあります。

 

神経系を落ち着かせるー自然の音を聞く

人は 青い空や緑の木々や、動物たちなどを見ると 自然に 「今、自分は安全なのだ」 と感じることができるようになっている

鳥や虫が出す 高周波の音は 人の耳には音として聞こえてきませんが その振動を察知して安心感を覚えるとあります。

PCやインターネットからではない 自然の音が 私たちの神経系を穏やかにしてくれます。

 

神経系で 「今・ここ」 を感じるー崇高の念を感じる場所を訪れる

私たちは 神社仏閣などを訪れると 自然に呼吸が深くなり 新鮮な気分を味わうことができます

食べ物や水をもたらしてくれ 傷ができても自然に治っていく

そういった恵をもたらしてくれる 目に見えないものへの崇高の念が 古くから息づいているからです。

 

穏やかな安全の感覚を広げるー動物とあそぶ

動物と一緒に暮らしていると 音や匂いなどで人よりも先に危険を察知してくれます

エジプトには 「犬の唾液はお医者様だ」 という言葉があるそうです。

実際 犬の唾液の中には 傷の治りを早める成分が含まれているということです。

犬と人の歴史は何万年にもわたっており 犬のいびきを聞くと 「今は安全なのだ」 と身体が無意識のうちに反応しているとのことです。

 

神経系にポジティブなルートをつくるー3つのよいこと

夜寝る前に その日にあった 3つのよいこと を思い浮かべる習慣をつづける

神経系レベルでトラウマを抱えている人は 悲観的なこと、うまくいかないことに意識を集中する傾向があります

そのため、周囲からもよくないことの兆候を探し出す癖がついています

それをよいことを探す習慣に 切り替えていくことがとても大切なのです。

今の苦しみがあまりにも大きい人にとっては よいことなどない、大きなよいことがない限り自分は楽にならない と考えがちです。

残念ながら 神経系を一瞬で楽にする方法はありません。

「トーストがうまく焼けた」 「コーヒーがよい香りだった」 「朝起きたらスズメの声が聞こえてかわいかった」

ちいさなことから始めるのがポイントです。 寝る前に 3つのいいこと を思い浮かべましょう。

 

他にも本にはいろいろ書いてありますが、ここでお話しするのが難しい内容なので気になる方は実際に本を読んでみてくださいね

「なんだ、そんなことか」

と思いましたか?

そう思っても この記事を読んでくださっているということは

まだ実行できていない ということはありませんか?

すみません、それは私のことです。

自然に触れて、芸術を堪能して、神聖な場所へ行く

これらは過去に経験したことを思い出すと どれも身体に善い異変が起こったように思います

引きこもりの私ですが 2021年、実行します!

一緒に 少しずつ できることから 何かやってみましょう♡

 

専門家のサポートが必要な状態とは

 

心身に重大な問題が現れているときは、速やかに専門家のサポートを得ることが必要です。

ひどいイライラが続いたり、気分が鬱々として苦しかったり、悲しみ、怒り、絶望の間をジェットコースターのように行き来したりして

仕事に行くこと、人間関係を持つことが難しい、あるいは食事や睡眠、入浴や歯磨きなどの基本的な生活習慣を保つことが困難になっている

「死にたい」「消えたい」などの思いがしばしば湧いてくる、怖いことなどを突然思い出すなど

痛みや苦しみを感じにくくなっている場合もありますので、ひどくつらいときは専門家に頼ってください。

 

新しい地図を創る

 

親の顔色を見る、親が怒り出したらすぐに謝る、嫌だと思っても言葉に出さない、あまり喜びを表に出さずつらいことを我慢するなど

子どもの頃から習い覚えた反応を反射的にして身体に刻み込まれ 「古いトラウマの地図」 が出来上がっています。

その地図は、私たちを守ってくれました。おかげでご飯をもらってなんとか生き延びました。

人とうまくやれない神経系になっているのは、困難な子ども時代を生き抜くための適応戦略だったのです。

「古いトラウマの地図」は手放して、「新しい地図」を創っていく必要があります。

 

幸福であるとはどういうことかを知らないと

自分は何を目指して生きていけばいよいのかもわかりません。

良書にであったり、感動的な映画を観たり、美術館で芸術作品を眺め、自然や動物と触れ合ったり

まずはひとりでできる楽しいことから始めて

身体に閉じ込められたトラウマを開放していきましょう。

そうすると、ひとりでいても心地よくなり、やがて、少しずつ人と一緒に心地よく過ごすこともできるようになってきます。(一部省略)

引用:その生きづらさ、発達声トラウマ? ポリヴェーガル理論で考える開放のヒント 【著】 花丘ちぐさ

いかがでしたか?

わたしは まだ追憶の中にいます

この本を読んで 少しの希望が見えた気がしています

この記事が あなたに寄り添えますように

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