こんにちは、にゃんまゆげです。
今回は、”うつ”に関してお話しします。
わたしは持続性気分変調性障害(いわゆる慢性うつ)で、治療して3年になります。
強く”うつ状態”になったのは10年以上前です。
自分は精神疾患ではない、と無理をし続けた結果、悪化する一方でした。
実際に治療が遅れたため、普通の生活ができるまでにとても時間がかかりました。
そしていま、普通の生活ができるようになったけど、
「本当に自分が困っている症状は何なのか」と考えてやっと気づいた重大なことがあります。
この記事を読んだ方は最後に”気づき”を体験していただけると思います。
では実際に私の体験と共にお話ししていきます。
精神疾患は何も恥じることではない!
まずはじめにお伝えしたいことは、
精神疾患であったとしても、”何も恥じることはない”ということです。
なぜなら、自分でどうにかできることではないからです。
たとえば”うつ”にしても、真面目で几帳面な人がなりやすいと言われていますが、
どんなに明るくてポジティブな人でも、”うつ”になる実例はあるのです。
専門家ではないので、詳しく書く事はできませんが、
脳の神経伝達などに異常が生じて、正常に機能できなくなっている状態だからです。
その様な状態になっているのに治療しないでいると、時間が経てば経つほどに治りにくくなっていくのです。
つらいとか、不眠とか、倦怠感、身体の痛みなどのいわゆる”うつ”の症状が出ているのに、
「自分は精神疾患ではない!」と、自分で”足かせ”をつけていませんか?
私自身、はじめに受診するまでに”足かせ”によってとても時間がかかりました。
病院に行くと決めてからも、はじめは何件も病院を変えました。
その理由は、ただ薬を出すだけだったり、
2回目の診察が別の医師(院長の娘)になってまた別の薬を出すだけだったり、
患者を見ずに、話をひたすらPCに打ち込むだけだったり、
受診してみると違和感しかない病院も多かったからです。
今通っているのは、片道1時間かかりますが、
しっかりとはじめに検査を行い、診断し、適切な臨床心理士によるカウンセラーの紹介や、治療をしてくれるところです。
はじめの検査の予約や、診察の予約をとるのに、役2ヶ月ほどかかりました。
私は徹底的にHPや口コミをしらべて、今の先生にたどりつきました。
たくさん病院があってたくさん医者がいても、患者さんの信頼は”どこか”に集中しています。
そういったところは予約が取りにくいので、”早く行動したほうがいい”と知っておいてほしいと思います。
テストや初診の診察には時間がかかるので予約がとりにくいのですが、そのあとの診察予約は比較的取りやすくなります。
多くの人に信頼されていて、自分に合っていそうだな、と感じる精神科医を選んで診てもらうことをおすすめします。
”うつ状態”は様々な病気の入り口
次にお話しするのは、”うつ状態”と診断されてからのことです。
”うつ状態”というのは、今の”状態”ということですので、この診断をまずされることが多いです。
休業申請をする際に、診断書に書かれる事も多いです。
はじめに診察を受けてから、すぐに病名がわかるというわけではありません。
“うつ状態”の先には、さまざまな病気の可能性があります。
状態によって、医師が適切な治療法を提案してくれます。
私の場合は、かなり前から症状があって、悪化してどうにもならなくなって受診したので、すぐに薬物治療を開始しました。
薬の効果を感じられるまでにも数週間、時間がかかることがあります。
幸い自分に薬があっていたので、時間はかかりましたがその後、安定した生活ができるようになりました。
それから、カウンセリングもとても有効でした。
身体の中に溜まりに溜まって、こびりついたものを全部吐き出せました。
何が必要か、どんな治療がいいのかは、専門家にしかわかりません。
自分の思い込みも、とても危険です。ここはぜひ素直に、頼ったほうがいいですよ。
治療を続けても治らないとき、そのさきにある”もの”とは
さて、治療を進めて数年が経ったとき。
薬や漢方を処方してもらって、「生活は安定してできているなあ。」
「浮き沈みの波はあって、コントロールできないけれどなんとか普通に生活できている。」
そのような感覚になってくるのではないでしょうか。
私の場合は治療を始めてから3年になりますが、今そのような感じです。
これまでにいろいろな人生の変化がありました。
つらいことも、幸せなことも、いろいろあります。
身体の慢性的な痛みも、どの鎮痛剤も効かなかったものが、神経による痛みと診断してもらったことで
適切な薬を処方してもらって、今では嘘のように軽くなりました。
長年病気と付き合って共に生きてきましたが、ようやくここまで来れた、という感じです。
では、今一番手に入れたい人生において、それを実現できない理由、自分の困った部分は何なのか。
そこを考えるようになって、やっと気づいたことがあります。
薬では治せないことであり、医師も気づけなかったことです。
病気のもっと深い根底にある部分です。
私の場合それは、「嫉妬をコントロールできないこと」だとわかりました。
今一番手に入れたい人生は、「最愛のパートナーと、一生を共に、幸せに生きることです。」
なぜ叶わなかったのかというと、1番の問題は、「嫉妬をコントロールできないこと」が原因だったのです。
これまでに、何人かお互いに結婚を意識してお付き合いしてきましたが、ダメになった原因の1番はそれです。
相手の家族(姑)、親友、友人の奥さん、取引先の人など、ありとあらゆる周りの人に対して嫉妬してしまうのです。
それも、コントロール不能なので、爆発的な嫉妬です。笑
すごい勢いで、身体の深部からこみ上げてきて、爆発してしまいます。
嫉妬は、人間誰しもがもっている感情ですが、私の場合はそれがコントロール不可なので、誰も耐えられる人はいませんでした。
すると、どんどん相手の心は離れていってしまうのです。当然ですね。
そこで先日、担当の医師に、「今生活は安定しています。ですが自分の”嫉妬”がコントロールできていなかったということが、根底にあるのではないかと考えました。今一番困っている事はそこです。」と相談してみました。
そこで、はじめて 「その症状は心がバラバラになっているので、認知を変えていかないといけませんね、カウンセリングしかないです。やってみますか?」
という話になったのです。
これまででわかった重大なことは、「医者は患者が困っていることを治す」ということです。
ことばにすると当然のようなのですが、いままでの治療で確かに普通に生活できるまでになれた。
では、「どうして他人にできていることが自分はできていないのか」
「自分が一番望む人生が叶わない理由は何なのか」
というのは、自分自身で問題視して、やっと「人生において何に困っているのか」ということに気づかないと治療できない。ということです。
人によって症状や病気はさまざまですし、生き方によっては本人が困っていない場合、わざわざ医者が病名をつける必要はないのかもしれません。
そして、さまざまな人生において、それまでに人がどのような影響を受けてきて、それが小さなトラウマとなっていたり、
気づかないような認知の歪みがあって、本人を困らせていたりするのです。
気づくことで、やっとはじまるということです。
伝わったでしょうか?
もしあなたが、あなたの望む人生が叶っていないのであれば、
あなたが「困っている自分の症状」はないか、考えてみてください。
この記事、私の体験が、なにかあなたのお役にたてれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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